こんにちは。ノブです。
神奈川県の丹沢にある鍋割山と塔ノ岳を縦走してきました。今回の後編では、鍋割山から塔ノ岳へ向かい、大倉バス停まで下山します。
前編はこちらから。
登山レポート
鍋割山から塔ノ岳へ
『鍋割山荘』で名物の鍋焼きうどんを補給し、十分に休憩を取ってリスタートです。続いて向かうのは塔ノ岳。登山道は山荘の左手にありました。
まずは尾根伝いに歩いていきます。塔ノ岳山頂へは、鍋割山からは高低差約200mを2.8kmかけて登るので、かなり緩やかな道のりです。
周囲は木々が少なく、景色がとても綺麗でした。
小さなアップダウンを繰り返しながら、徐々に登っていきます。標高が少し高くなったためか、残雪もチラホラありました。そのため、場所によっては泥濘んでいる箇所もあります。
小丸、大丸と呼ばれる小さなピークを越え、分岐点の金冷しに到着。鍋割山からここまで約45分ほどでした。
金冷しから塔ノ岳山頂までは残り0.6km。ここから少し斜度が上がりました。でも、鍋割山を登るときに比べればかなり楽ちんです。
歩荷で背負ったペットボトルの負荷がかなりのものだったのだと実感します。自分は5.5kg担ぐだけでへばっていましたが、世の中には50kgの荷物を背負って登る人がいるのだから、凄いとしか言い様がありません。
金冷しから15分ほど登って、塔ノ岳山頂に到着。
山頂は開けていて、360度の大パノラマが広がっていました。富士山もバッチリです。
山頂には『尊仏山荘』があり、売店でドリンクなどの補給も可能。外にはトイレもありました。
山荘の売店で手作りパウンドケーキを購入してみました。程良い甘さで美味しかったです。
大倉尾根を下って山荘グルメを満喫!
山頂での小休止を終え、再び金冷しまで下山してきました。ここからは大倉尾根を下って、スタート地点だった大倉バス停まで下山していきます。
相模湾側に向かって下っていくので、眺望が抜群です。絶景を楽しみながら下山できます。
木路から砂と砂利の道へと変わりますが、斜度はそこまでキツくはありません。こうした場面でもトレッキングポールが活躍し、姿勢補助と下りの勢いを上手く殺してくれました。
15分ほど下って、『花山山荘』に到着しました。
ここではお汁粉を補給。優しい甘さに癒されます。
花山山荘からは徐々に木が生い茂るようになり、樹林帯へと変わっていきました。
花山山荘から25分ほど下り、『堀川の家』に到着。この大倉尾根は等間隔で山荘や茶屋があるので、休憩場所とトイレには事欠きませんね。
『堀川の家』では休憩はせずにそのまま下山を続行。引き続き、樹林帯の中を緩やかに下っていきます。
堀川の家から尾根伝いに25分ほど下ると、駒止茶屋が見えてきました。
駒止茶屋から少し進んだ所で分岐がありました。どうやら途中で道が合流するらしくどちらに進んでも良いようです。今回は正面の道を進むことにしました。
200mほど歩いて行くと、大倉高原山の家跡地に到着。現在はキャンプ場になっているようです。
すぐ近くには大観望と呼ばれる見晴らしポイントがありました。山頂からの景色に比べるとかなり降りてきた感じがします。
大倉高原山の家跡から10分ほど下ると、先ほどの分岐ルートと合流。大倉バス停を目指して下っていきます。
合流地点からすぐのところに『観音茶屋』がありました。ここで最後の休憩。牛乳プリンをいただきます。甘さ控えめでミルク感もあり、美味しかったです。
『観音茶屋』から15分ほど歩いて、登山口まで降りてきました。
あとは住宅街を5分ほど歩いて行けば、大倉バス停です。
大倉バス停から渋沢駅へ登山終了
『観音茶屋』から20分ほどで大倉バス停まで下山。ちょうどバス停到着と同時にバスが行ってしまったため、時間ができてしまいました。
なので、道路を挟んだ反対側にあった『山守茶屋』で少し休憩します。ここは、豆腐屋さんで、豆乳を使ったジェラートやドーナツを販売しています。
購入した豆乳ジェラートはねっとりとした食感で甘さ控えめ。セットで半分にカットされた豆乳ドーナツが付いてくるのですが、こちらも甘さは控えめでふわっとした食感で美味しかったです。
まだ時間があったので、秦野戸川公園を散策。ちょうど河津桜が満開となっていました。その後、バス到着の10分前くらいから並び始め、バスには席に座って渋沢駅まで向かうことができました。
まとめ
今回、鍋割山と塔ノ岳を縦走しました。どちらの山も鉄道とバスを乗り継いで登山口まで向かうことができ、バスの本数も多くアクセスがしやすいと感じました。
また、急登はあるものの鎖場のような難所は特になく、さらに山荘や茶屋も多いので、登山経験数回の自分でも日帰り登山ができるくらい登り易かったです。
今回はオーソドックスなルートを選びましたが、ヤビツ峠などと組み合わせたり、山荘に宿泊する登山もできるので、機会を見てまた訪れてみたいと思っています。
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