こんにちは。ノブです。
今回はVCR横浜あおばのブルベに初参加。名物の「あおば酷い」を体感する1000kmブルベ実走レポート最終日です。
走行データ
Ride With GPS
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Garmin 走行データ
ブルベ走行レポート
883.9km:快活CLUB富岡店~911.3km:TC10 おまつり広場標柱
時刻は午前0時少し前。3時間半の仮眠を取り、快活CLUBで夜食を取ります。たいめいけんとのコラボが開催されていて、ハヤシライス(ごはん大盛)を注文。レトルトではありますが、流石はたいめいけん。これがけっこう美味しかった。
快活クラブの滞在は4時間半ほど。短時間なら料金もリーズナブルなので、ブルべの仮眠にはちょうど良い気がします。ダブルロックをしていますが、外の駐輪は盗難の危険が付きまとうので、それが気がかりでなければというところでしょうか。
今日の行程はゴールの東京都稲城市に向かう約123kmです。出発時刻が午前0時15分頃だったので、残り時間は11時間45分。体の状態は筋肉痛があるくらいで他に不調はなく、精神状態も良好。ゆっくりでも進んで行けば、十分に間に合うはずです。
富岡市の緩やかな下りを東に向けて進んで行き、途中から進路を南東へ。神流川に向けて緩やかに上っていきます。川沿いに来ると冷え込んできたので、レインウェアを防寒着代わりに着込んで進んでいきました。
午前1時45分頃に911.3km地点の通過チェック10「おまつり広場標柱」に到着。ここは藤岡市鬼石という地区で、古き宿場町といった雰囲気があり、灯篭の灯りが点々と続く街並みが綺麗でした。
911.3km:TC10 おまつり広場標柱~948.8km:TC11山伏峠
次は秩父市へと向かいます。通過チェックポイントからすぐの神流川を渡ると埼玉県に入りました。ここからは秩父盆地に向かうため、小規模ですが山越えがあります。
スタートから約45kmほど走り、秩父市に入ったところで、補給のためセブン-イレブン 秩父寺尾店に立ち寄ります。残りは80㎞ほど。二桁距離になると、あと少しという実感が湧いてきて、気分もさらに楽になりました。
市街地の方へ入ると、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で登場した秩父橋や秩父神社前を通過するので、ちょっとした聖地巡礼気分を味わえました。その秩父市を後にすると、再び盆地を抜けるために国道299号線を緩やかに上っていきます。
正丸トンネルまでやってきたら側道へと向かい、山伏峠に向かってヒルクライムです。道路案内標識に青梅を見つけて少しテンションが上がりました。
最後の難関ですが、これまで登ってきた峠に比べれば、距離も5kmほどで斜度も緩め。疲労はピークですが、ギアを軽くして難なく登ることができました。
948.8km:TC11山伏峠~1006.9km:ゴール セブンイレブン稲城向陽台5丁目店
午前4時半頃に山伏峠に到着し、すべての通過チェックポイントを制覇。あとはゴールに向かうだけです。
山伏峠からはダウンヒルのみと思って進んでいたら、道中に山王峠がありました。距離は短いものの、この終盤に10%近い勾配は激坂ですね。
山王峠を登り終えたら、そこからは下り基調。さらに進んで、95km地点のファミリーマート海田岩蔵街道店で最後の休憩です。いつの間にか東京都青梅市に入っており、東京都の看板が見当たらなかったのが少し残念でした。
日も登ってきたのでレインウェアは仕舞い込み、残り約30kmを進んでいきます。あとは平坦基調となった水戸を進んでゴールへ行くだけですが、都内は道が狭く、入り組んだ路地を通る場面もあります。115km走って府中街道に入ると交通量がさらに増え、慎重に進んでいくよう努めました。
午前7時50分頃に是政橋に到着。橋を渡って最後の登りを終えた、その先がゴールです。
ゴール地点は坂を登った先にあるセブン-イレブン稲城向陽台5丁目店。コンビニでレシートを取得し、駐車場脇に設置されたゴール受付に向かいます。
所要時間は70時間58分。4時間ほど貯金を残してのゴールとなりました。
■今日の休憩立ち寄りポイント
今回も休憩スポットをまとめておきます。
927.3km地点:セブン-イレブン 秩父寺尾店
977.7km地点:ファミリーマート 海田岩蔵街道店
総括
最後は、まとめ編です。今回走り切れた要因について自分なりに考えてみました。
完走計画とのギャップは?
まず、走行前に立てた計画との違いですが、計画より若干余裕のある形で進行することができました。
PCのないブルべではありましたが、600㎞までを40時間以内に走る計画にしたのが、結果的によかったのかもしれません。実績としては615㎞で37時間だったので、想定よりも良いペースで走れていたようです。
特に初日は、よく間に合ったなという印象で、途中までは五分五分。間に合わせるためにいくつか策を練りました。
まず、補給をすべてコンビニにしました。いつもなら適当なお店に入ってゆっくり食事をするのですが、それを泣く泣くカット。時間短縮に繋げました。
あとは、写真。ブログに使えそうな写真を残すためにちょくちょく止まっていたのですが、それも極力カットしました。
最後に、無理をしなかったこと。2週間前にDNFした600kmの山岳ブルベでは、序盤にペースを上げ過ぎたことで早々に足が攣ってしまっています。我慢しつつ貯金を稼げるところでしっかり稼ぎ、どうにかホテル門限の25分前に到着することができました。
初日がプラン通りに遂行できたことで、2日目以降は比較的楽に走れたように思えます。
前走からの山岳ブルべ慣れ
最終的な獲得標高は約11,495m、RWGPSの想定は約13,355mだったので、だいぶ減りました。それでもこれまで走った1000kmブルベの中では最も獲得標高が高いので、難易度は高かったと思います。
それでも走り切れたのは、2週間前にDNFした600kmブルベのお陰でしょう。その時は色々とミスをしましたが、今回はそれを改善することができていました。DNFしたとはいえ、いくつも坂を登ったことで耐性が付いたのも良かったのかもしれません。
日焼け対策
当初の天気予報から一転して、全日程で快晴となりました。そのため、暑熱順化していない体が日焼けする影響を考慮し、インナーは長袖、レッグカバーを必須にして日焼け対策を行いました。
特にパールイズミのコールド シェイド ロングスリーブは、4日間の行程のうち、3日間で着回していたりします。汗がベタ付かず、掛水の効果で涼しさが持続する、とても重宝した装備でした。
結果、日焼けを防ぐことができ、体力の消耗を防げたと思います。ただ、唇が荒れてしまったので、顔のケアはちゃんとした方がよいですね。
サドル位置の変更
準備編で書き忘れていましたが、DNFした前走の600から、サドルを1cm前へ出し、0.7㎜上げています。前回は太もも外側の大腿四頭筋の負荷が非常に高く、それが後半に登れなくなった原因の一つになっていました。今回はそれが軽減されていた気がします。
なぜ1000kmの直前にサドル位置を変更したかと言うと、長い間使っていたSMP Hell サドルが壊れたため、2023年3月からHell Sに変更していました。前々走の200で気にならなかったことが、前走の600で顕在化。そして、今回の1000で改善といった形です。
ただ、山岳コース向けに思い切って前に出しているので少し窮屈に感じます。少し後ろに下げても良いかもしれません。微調整の旅はまだ続きそうです。
走り終えて
PBPの獲得標高に対応するための参加でしたので、この1000kmを完走できたことは自信につながりました。ただ、実際のPBPはたくさんの人の中を走るので、PCの滞在だけでも時間が多く取られそうで、今より走る力が必要な気がしています。
8月のPBPまでは定期的にロングライドし、足を慣らしつつ本番に備えたいと思います。
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