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【PBP2023実走レポート⑦】WP3:サン=ニコラ=デュ=ペルム~PC6:ブレスト

ブルベレポート

こんにちは。ノブです。

ブルベの最高峰、パリブレストパリに参加してきました。PBP2023の実走レポート⑦では、WP3:サン=ニコラ=デュ=ペルムからPC6ブレストまでの122kmの様子をまとめています。

WP3(482.5km):サン=ニコラ=デュ=ペルムを出発

コテージを出たのは22時半過ぎ。どこのPC・WPも夜になっても活気がありますね。このWPも人がごった返していました。結局1時間半くらいしか寝られていませんが、この喧騒を眠気覚ましに頭をすっきりさせていきます。

まずは食事をしてカロリーを補給。レストランにも行ってみましたが行列だったので、比較的空いていたカフェでアップルパイとマドレーヌを補給。他にヨーグルトにコーラにバナナと糖質オンパレードです。

その後、トイレに入ったら紙が無い……。こうしたときのために『おしりセレブ』は肌身離さず持っていたので何も問題なし。PCのトイレで紙がない問題は頻繁に起こるので、おしりセレブは生命線ですね。持ってきて本当によかったです。

ここからは、レインウェアを着て防寒対策をします。さらにお腹に腹巻を巻いて、フルフィンガーの秋冬グローブに替えました。肌寒いと言っても、まだ15度前後はありそうな気温です。少しやりすぎな気もしますが、ブレストには早朝の到着になることを想定して、念には念を入れておきます。

出発は23時15分頃になりました。滞在時間は4時間ちょっと。多少疲れも出てきて、何をするにもダラダラしがちになってきています。

次の目的地はPC5カレ=プルゲールです。PC間の距離は短く、約33km。ずいぶんと刻んできます。それに起伏の比較的少ない区間です。

ペレムを出発して早々、ルート上に『BREST』の大きな文字を発見。町の道路や郊外の坂の区間では『Allez』などの文字を度々目にしてきました。些細なことですが、頑張ろうと気力が湧きます。

序盤は緩やかな登りが続くためか、走り出して30分ほど経過した頃から20人前後の小集団に合流。ナイトライドではこうした集団走行になる機会が多い気がします。真っ暗な中を一人で走るより安全だし、なにより足を使わずにすみますから、みんな安全策でまとまっているのかもしれません。ここはしばらく集団内にいることにしました。

PC5(521.0km地点):カレ=プルゲールに到着

走っている間に日を跨いで、22日(火)午前0時40分頃にカレ=プルゲールに到着。距離は短かったですが、ここまで集団内で走っていたので、十分に足を休めながらやってくることができました。

何はともあれ、コントロールでブルベカードのチェック。その後、レストランへ向かおうとしたとき、地面に銀シートに包まった蓑虫がいることに気付きます。辺りを見回すと、あちらこちらにランドヌールたちが転がっているようでした。

施設内も廊下やレストランの端っこに参加者がゴロゴロと転がっていますし、机に突っ伏して仮眠をとっている人もいます。その力尽きた姿を見て、これがPBPかと思わずにはいられません。

スタートから521.0km地点。ここまで一睡もせずに走り続けていれば、ここらで疲れと眠気が限界に来るのでしょうね。だからWP3とPC5の距離は短く設定しているのだと理解できました。

そんな中での食事は、きのこパスタ。パスタは伸びてふにゃふにゃですが、消化には良さそうでした。次のブレストまで90kmと距離があるので、ここでしっかりと食べておきます。

ブルベカード、食事、水の補給、トイレといつものルーチンをこなして再出発。出口に向かっているとその道端で仮眠を取っている参加者がいます。ライトが当たる場所なのに、よく眠れるな……。

カレ=プルゲールを午前1時20分頃に出発。滞在時間は37分でした。ここでのボトルネックはトイレだった気がします。トイレは施設内が利用できたのですが、個室トイレに列ができていてしばらく待ちました。

次の目的地は折り返し地点となるブレスト。約90kmと距離のある区間です。起伏は少ないですが、珍しく山越えのあります。それを過ぎればしばらくは下りです。

ここからは再びソロでの走行となりました。真っ暗な中を一人で淡々と走るのには慣れています。ここまで道が荒れていることもないですし、日本の田舎道に比べたら野生動物の気配が希薄なので気が楽です。ただ、仮眠時間が短かったこともあって、暗闇と単調な走行音を聞いていると少しずつ眠気が出てきました。

多少眠いと感じる程度でマイクロスリープの症状は出ていませんが、欠伸をかみ殺しながら進んでいました。

ですが、徐々に眠気は増していきます。カレ=プルゲールから20kmほど走り、緩やかな登りが出てきた頃、『Lac de Huelgoat』という湖の近くを通りがかります。その駐車場で一旦停止。湖畔ならベンチでもあるだろうとライトを当てるとすぐに見つかりました。そこで少し仮眠を取ります。

ただ、霧が出ていており、湖の冷気がベンチの下を通ってあまり眠れませんでした。それでも少し目を閉じているだけでも眠気は回復できるので、15分ほど休んで進み始めます。

再開後も緩やかな登りが延々と続くようになりました。アップダウンではなく、はっきり登っていると感じる登りです。体感は3~5%くらいの緩やかなものですが、遠くに点々と続くリアライトの群れが、霧の中でぼんやりと空に向かって光っていました。

その赤い光を目印にしばらく登っていると、遠くに白い霧が明るく光っているのが見えてきました。どうやら電波塔の周辺がライトアップされているようで、それの横を通過するのと同時に山頂に辿り着いたようです。

下のストリートビューのようなところだったみたいです。絶景ですね。明るい時間帯に通ってみたかったです。

そこからは登ったのと同じ分だけダウンヒルが待っています。ですが、下っている途中に再び眠気を感じたので、道端の草原に寝っ転がりました。そこでも15分ほど目を閉じて回復を待ちます。

下り終えた先にあったシジュンという町でトイレ休憩を済ませたら、ブレストまで残すところ30kmといったところ。もう大きな登りはなく、徐々に町と町との間隔も短くなっていきます。

PC6(604km地点):ブレストに到着!

白々と夜が明け始めた午前6時58分にブレストへと到着。90kmの距離を走るのに5時間40分もかかりました。登りはありましたが、それ以上に眠気で出力が上がらなかったのが理由な気がします。

まずはブルベカードにハンコを押してもらいます。これで往路はすべて終了。604kmの所要時間は37時間23分でした。

ブレストまでは15km/h以上で走る必要がありましたが、ここからは要求グロスが緩やかになります。残り52.5時間で復路を走り切ればOKなわけですから、随分と気持ちも楽になりますね。

これで往路編は終了。次回から復路編です。

それにしても、ブレストまでの区間はあまり動画も写真も残していなかったことにブログを書きながら気付きました。登り自体はまったくキツくなかった印象ですが、散発的に襲ってくる眠気との戦いで、記録を残すことに気が回っていなかったようです。

ブルベレポート
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この記事を書いた人
ノブ

ろんぐらいだぁす!をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
ウマ娘から競走馬に魅了され、引退馬支援活動を'22年から開始。馬産地巡りが最近の楽しみです。
 
◇出身地
北海道(現在は東京都在住)
 
◇自転車歴
'19年 日本一周約1.5万km完走(172日)
'20年 ブルベ挑戦
'20~'23年度SR獲得
'23年 PBP完走(86時間49分)
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
KhodaaBloom STRAUSS PRO RACE2
Birdy Standard Disc
 
◇引退馬支援活動
'22年~NPO法人引退馬協会のFP会員。タイキポーラ、ナイスゴールドの2頭を支援中。
 
  
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