こんにちは、ノブです。
ブルベの最高峰、パリブレストパリに参加してきました。PBP2023の実走レポート⑬ではPC11:ヴィレンヌ=ラ=ジュエルからPC12:モルターニュ=オー=ペルシュまでの82kmの様子をまとめています。
PC11(1,017km地点):ヴィレンヌ=ラ=ジュエルを出発
出発は17時過ぎ。滞在時間は1時間15分でした。予定よりもずいぶん滞在してしまいましたが、混雑具合はこれまでのPCとさほど変わりありません。少し疲れもあったので、机に突っ伏して15分ほど仮眠を取った結果です。
次の目的地はPC12:モルターニュ=オー=ペルシュ。往路ではWP1として登場しています。PC12までのルートも往路とほぼ同様。同じ道を帰ることになります。
モルターニュ=オー=ペルシュは人口4000人ほどの小さな町ですが、PBPの影響なのか出発直後の道は非常に混雑していました。
ですが、抜けてしまえばあとは静かな景色が続きます。ただ、少し雲が出て来て天候が怪しくなってきました。
雲はすぐにどこかへ行き、ほんの少しだけ晴れ間から天気雨が降ったくらいでした。あとはのんびりと一人旅です。ですが、しばらく走り小さな町を通過中に目の前をなにかが横切りました。
まさかのニワトリ。このブルベ中、早朝にニワトリの声をよく聞いていた気がします。自転車が近づいてもまったく動じる気配もありません。途中まで渡ったのに戻ってくるものだから、こちらが除ける羽目になりました。
50kmほど走って、Villeneuve-en-Perseigne(ヴィルヌーヴ=アン=ペルセーニュ)という村で、私設エイドを発見。
エイドのすぐ近くにあった、この大きな自転車のオブジェが目を引きました。それを写真に収めるついでに休憩していきます。
ここの私設エイドは水は無料でしたが、キッチンカーの売店は有料。少しお腹も空いてきていたので、ジャンボン・パニーニを注文しました。中学生くらいの少年が受付をしていて、お母さんが調理しているようです。しっかりした子で注文をテキパキ捌いていましたね。
この区間では、他にも私設エイドをいくつも目にしました。
なにもない田舎道を走ることが多いので、私設エイドの存在は心強いです。こうして不自由なく走ることができていますが、PBP以外のブルベの時はどうやって水などを確保をしているのか、少し気になりますね。
19時過ぎくらいだったかと思いますが、そんな時間でもまだまだ明るいので、町の人は応援に出てきてくれています。鳴り物を使って応援してくれる方々もいて、疲れている中ですが、走る気力が湧いてきます。
PC11(1099km地点):モルターニュ=オー=ペルシュに到着
このPC10~PC11の区間はアップダウンはあるものの、どれも比較的緩やかな坂ばかり。だいぶ楽に走れた気がします。ですが、PC直前の200~300メートルくらいですが、急勾配が待っていました。後でルートを見返してみたところ、8%前後合ったようです。
その坂を登り終え、21時15分頃にPC11:モルターニュ=オー=ペルシュのゲートを潜ります。
ここは駐輪場が入口と出口付近に2箇所あるのですが、WPのときはこの広い駐輪場はほとんど使われていませんでした。ですが、今回は出口と入口が逆になるので、今度はこちらが大混雑。
設備の位置関係はWP訪問時と変わりません。そこにコントロールが加わったくらいです。コントロールはメイン施設の入って左手に設営されていました。そこでブルベカードに判を押してもらいます。
その後は食事などのルーチンはこなさずに、外に出てPC内の原っぱに寝っ転がりました。
残りは120kmほどで、このまま走りきる選択肢もありました。ですが、75時間以上走ってきて、まとまった仮眠は1時間半+3時間なので、かなり少ない状況です。ナイトライドになれば眠気がやってくることは必至。ここは計画通りにここで仮眠した方が良いはずです。
それに、このまま走れば観客の少なそうな明け方にゴールしそうです。せっかくなら、もう少し観客の多い時間帯にゴールしようと時間調整も兼ねるのも悪くはない。
PCなのでもちろん仮眠所もありましたが、道端で寝ることにも慣れてしまい、少しの抵抗もありません。耳栓とアイマスクをすると、思いのほかすぐに眠りにつくことができました。
コメント