こんにちは。ノブです。
自転車で遠くまで走るロングライドでは、一日のほとんどの時間を自転車を漕ぐことに使います。そうなると、体に掛かるほんの少しの変化でも、蓄積し続けることで後半に影響が出ることがよくあります。
しかも、それは人体のどの部位でも起こりえることで、その影響を少しでも最小化して快適に走る方法はないものか。そう考える自転車乗りは少なくないのだと思います。
今回、フォーカスするのは足。ロングライド向けソックスZEROFIT FOR CYCLISTのレビューです。
ZEROFIT FOR CYCLIST
商品概要
出典:nichinao公式サイトより
購入動機
あまり靴下に強い拘りはなかった(敢えて言えば、通気性の良さや履き心地くらいだった)のですが、Cyclowiredでかなり詳しい特集記事を拝見して興味を持ち、購入することにしました。
https://www.cyclowired.jp/news/node/326312
外観レビュー
まずは外観レビューから。こちらがロングライドに特化したソックスです。購入したサイズはM。自分はシューズを40(25.2cm)で購入することが多く、このソックスもMサイズでぴったりでした。
パッケージにその特徴が記述されています。アップの写真を撮り忘れたのでまとめました。
■抗菌
ポリジン加工:銀イオンの抗菌作用は湿った繊維などに繁殖するバクテリアを抑え、足の清潔さを保つ。
■しっかりサポート
フィッティングサポート:圧迫感の少ない、広いホールド部分がソックスのずり落ちを防止。
アーチライザーサポート:ウレタンを多く配置して、やや強めに設計されたアーチライザーサポート。土踏まずを引き上げることで、ロングライドでの疲労を軽減。
母指球エリアサポート:厚めの素材を使うことで衝撃を和らげ、耐久性も確保。
■快適クッション
アッパークッション:硬いアッパー素材による足への負担を軽減し、効率よく力を伝達できるクッションを配置。
パイルクッション:つま先と踵にパイル生地による厚みを持たせ、吸汗性を増すことで不快感を軽減。
実際に履いてみると、確かにフィッティングサポートの効果なのか、圧迫感なく適度に締めつけられて、ソックスはずり落ちるような気配はありません。
足の甲部分は縫い目がかなり複雑。つま先近くはハニカム構造に縫い合わされ、湿気を排出に効果があるのだそうです。
足裏は特に分かりやすく違いを感じられるところでした。これまでどちらかというと足裏の感覚の分かりやすい薄手のソックスを履いてきましたが、靴の中に中敷き以外になにか緩衝材のようなものが間に入っているのが伝わる厚みです。
使ってみての感想
正直、使うまでは靴下一つにそこまで拘る必要はないと思っていました。ですが、実際に履いてみて、長距離を走るとその違いを感じることができました。
最近はブルベなど200kmオーバーのロングライドをする機会が多くなり、その時にソックスを適当に選んで走っていることで体感したことがあります。
まずは走行中の足裏の痺れ。100km後半くらいから足の指の付け根全体から指先に掛けてが痺れ、感覚が麻痺してきます。それを延々と放置したまま走り続けると、ライドを終了し靴を脱いで床を踏むときに痺れから痛みに変わりました。特に小指に余計な力が加わっているようで、半日ほど痛みが引くまで両足の小指を床に着くことができないということが多々ありました。
それがこのソックスを使用していると、走行中は多少の痺れを感じるものの、300kmのブルベを走っても走行後に小指に痛みが走ることはなくなりました。
恐らく、このソックスがロングライド向けに考えられて設計されているとは言え、いきなり痛みが消えたり、速く走れたりする魔法のような矯正力はないのだと思います。ただ、履くことによって足裏のどこに力が掛かっているのかを感じやすくなりました。そのため、これまで癖だった小指付近への力みに対して、力を掛ける部位を変えて負荷を分散させ、これまで悩んでいた小指の痛みが改善させることができたのだと考えています。
仮にそうだとすれば、今の状態なら他のソックスでも同じように痛みなく走れるのかもしれません。ですが、成功体験とは重要なもので、状況が改善されたのなら使用を止める理由がないのも事実。これからもブルベなど長距離を走るなら、このソックスを履いて走りたいと思います。
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