こんにちは。ノブです。
スポーツ自転車でサイクリングをする際、水分補給は欠かせません。大切な水を運ぶのに専用ボトルやペットボトルを使うのが一般的で、そのボトルを自転車に取り付けるためのパーツがボトルケージです。
今回はフランスの老舗自転車パーツメーカーのZefalから発売されているPulse Z2 ボトルケージをご紹介します。
このボトルケージは、この間レビュー記事を書いたWIIZの進化版となっていますので、WIIZとの違いも踏まえてレビュしていきたいと思います。
ZEFAL(ゼファール) Pulse Z2
購入動機
ZefalのWIZZをしばらく使っていましたが、そこまでメリットを感じられなかったため、ノーマルタイプのELITEのボトルケージに切り替えていました。ですが、このPulse Z2が発売されたことを知って再び片側抜きタイプに興味を持ち、WIZZとの違いを確かめるべく、購入することにしました。
外観レビュー
まずは外観レビューから。このボトルケージもWIZZ同様に2つのパーツに分かれており、フレームに取り付けるパーツとボトルを取り付けるケージ部分で構成されています。
また、ボルトも最初から付属していました。
重さは?
重さはボルト抜きで40.6g。公称が40gですので、ほぼそのままの値が出ています。
WIZZとの違い
左がWIIZ、右がPulse Z2です。写真で見て分かるように、ケージ部分の形状が大きく異なり、細く作られています。
素材もプラスチックから強化ナイロンファイバーへ変更されており、剛性が高くなっています。WIZZはケージの切り欠き部分を手で簡単に広げられるくらい柔らかいのに対して、PulseZ2は手では簡単には広げられませんでした。
このような肉抜きされた形状と素材の違いにより、Pulse L2はWIZZよりも約25gも軽く作られているようです。
WIZZ | Pulse Z2 | |
材質 | プラスチック | 強化ナイロンファイバー |
重さ | 65g | 40g |
付属品 | なし | ボルト |
相場 | 700~800円 | 1400~1600円 |
組み立て
組み立て方法はWIZZと同様に簡単で、下の写真のように右手に切り欠きがくる場合は、フレームの取付位置によって以下のように使い方が変化します。
ダウンチューブ:右からボトルを脱着
シートチューブ:左からボトルを脱着
下の写真はダウンチューブに取り付けた場合の例となります。
逆に下の写真のように左手に切り欠きがくる場合は、フレームの取付位置によって以下のように変化します。
ダウンチューブ:左からボトルを脱着
シートチューブ:右からボトルを脱着
下の写真はシートチューブに取り付けた場合の例です。また、フレームに取り付けるパーツには凹みがほぼないので、フロントディレイラーの台座に干渉させないようスペーサーを噛ませる必要があります。
使ってみた感想
出し入れのしやすさは静止画だと伝わりにくいので、動画にしました。まずはこちらをご覧ください。
ボトルの入れやすさ
強引に力を籠めれば横から入れられなくもないですが、走行中は難しいと思います。そのため、ノーマルタイプのボトルケージの様に真上からストンと落とすようにボトルを入れるのがベストです。
開口部が広く取られているので、手元を見ずにすんなり入れられ、WIZZに比べても快適さが増したように感じられました。
ボトルの取り出しやすさ
取り出す際は、横から斜め上に引っ張り出すようにすると切欠き部分が大きく開き、かなり簡単に取り出すことができます。入れるときにくらべ、片側抜きタイプのメリットを感じることができました。
この取り出しやすさについてはWIZZでも感じられたので、そこまで大きな差はないように思えます。
ペットボトルは固定できる?
WIZZ同様に、このボトルケージでは隙間が出来てしまうため、ペットボトルを固定することはできませんのでご注意ください。
まとめ
WIZZに比べると、ボトルの入れやすくなっていて、使い勝手が向上しています。さらに、グラスファイバーを使うことで軽量化され、カーボンには劣るものの、軽い部類のボトルケージに仕上がっています。
お金を掛ければより軽く、よりボトルの出し入れがしやすいボトルケージがあるのは事実ですが、Pulse Z2はコストパフォーマンスと扱いやすさとのバランスがよいボトルケージだと思いました。
1500円前後と手に入れすい価格帯ですので、片側抜きタイプを探している方なら候補に入れてみても良いのではないでしょうか。
また、Pulse Z2には、Z2iというCO2ボンベホルダー付きのものも発売されていますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
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