こんにちは。ノブです。
ロングライドの補給食に僕が必ず持っていくのは、コンビニで手軽に買えるスティック型の羊羹です。安くて日持ちはするし、つるっとした清涼感のある食感で暑い日でも食べやすいから、というのが携帯する理由だったりします。
そんなスティック羊羹ですが、「あずきバー」で有名な和菓子の老舗「井村屋製菓」からスポーツ向けの羊羹が発売されており、前々から気になっていたのです。今回、そのスポーツ羊羹を購入してみましたので、試食と相成りました。
井村屋製菓 スポーツようかん(あずき風味/40g×5本)
コンビニのスティック羊羹との栄養成分比較(1本あたり)
まずは、普段買っているスティック羊羹との栄養成分を比較してみました。
井村屋製菓スポーツようかん | コンビニ羊羹(ヤマザキ 練ようかん 本練) | |
---|---|---|
内容量 | 40g | 60g |
エネルギー | 113kcal | 171kcal |
たんぱく質 | 1.4g | 2.0g |
脂質 | 0.1g | 0g |
炭水化物 | 26.5g | 40.8g |
塩分相当量 | 0.14g | 0.004g |
単純なカロリーだけならコンビニ羊羹に分があります。しかし、特筆すべきは塩分相当量。スポーツで失われやすいナトリウムの保有量は圧倒的にスポーツようかんでした。
インプレ・フォトギャラリー
購入したのは、あずき味の5本入りパッケージです。ほかにカカオ風味のスポーツようかんも販売されています。今回はオーソドックスな羊羹としてコンビニ羊羹と味の比較もしたかったので、あずき味のみ購入しました。
このパッケージ、手触りが一般的な菓子の箱と違います。アップで見てみると、パッケージには点字が印字されていました。点字の内容は「ようかん五本入り 背貼り 切り込みを ギュッと押すと 逆から 出ます」と表示しているとのことです。
側面には原材料などが記載。気になったのは「パラチノース」という材料です。調べてみると、糖尿病ネットワークに分かりやすくまとめられていましたので引用します。
『「パラチノース(物質名:イソマルツロース)」は砂糖由来の糖質で、蜂蜜に微量に含まれ、ブドウ糖と果糖から成る天然の二糖類として知られている。砂糖と同じ4kcal/gのエネルギーのある糖質でありながら、血糖、インスリンの急激な変化が起きないことから、リスクの低い糖質エネルギー源として、「ミルミル」(ヤクルト)、「スローバー」(ブルボン)、「ハイカロゼリー」(キユーピー)、「インスロー」(明治)、「グルコパル」(ネスレ)、「レナプラス」(三和化学研究所)、「ディムベスト」(味の素)、「ゲーターレード ラン」(サントリー)、最近では「スポーツようかん」(井村屋)等々、医療・健康分野の食品で広く使用されている。』とのこと。
パッケージの開け口には、スポーツようかんの食べ方がイラスト付きで印刷されていました。
①真ん中をぎゅっと押してようかんを絞り出しながら食べる。
②残りのようかんも絞り出しながら食べる。
とても簡単。これなら片手でも食べられますね。
さっそく手順の通り、食べてみたいと思います。では、①を押し込んでみます。押し込んでみると、羊羹が①の部分で上下に別れた感触がしました。ただ、押し込んだだけでは上から出てはこない様子です。
ここから親指で絞り出すように上へスライドさせると、うにょにょっと出てきました。購入前は、押すと固め羊羹がフィルムを勢いよく突き破ってくるものと思っていたので、この柔らかさはちょっと意外でした。
試食した感想
コンビニ羊羹との違いは?
Zwiftで小一時間ローラー台で漕いだあとに試食してみました。コンビニ羊羹はザ・羊羹といった固さでしっかりと咀嚼しないといけませんが、スポーツようかんはもったりとした食感で、あまり噛まずとも口の中で溶けていくような感じでした。甘さはスポーツようかんのほうが控えめでほのかな塩味も感じ、コンビニ羊羹を食べる度に感じていた甘すぎて口の中にいつまでも残るといった不快感はなく、個人的にはスポーツようかんのほうがあっさりしていて食べやすいと感じました。流石はあずきを知り尽くした井村屋さん。スポーツ中でも美味しく食べられる味をちゃんと考えてくれています。
携帯性は?
スポーツようかんは幅2.5㎝×高さ15㎝×奥行1.2㎝、対するコンビニ羊羹は幅4.5㎝×11.5㎝奥行1.5㎝。縦に長いか横に広いかの違いで、サイクルジャージの背中のポケットに入れておく分にはどちらも嵩張ることはなさそうです。
走りながら食べられるか?
取り出し方がとても簡単で押し出すだけで食べられるなら、走りながらでも食べられるのでは、と誰しも考えるのではないでしょうか?
恐らく食べられます。しかし、押したらすぐに出てくるのではなく親指で絞り出す動作も必要なため、食べる行為に集中しかねません。その結果、路面の状況を見誤ったり、バランスを崩したりする可能性は大いにありそうです。車の来ないサイクリングロードで、かつ誰も通っていない状況ならできそうですが、そもそも本格的なレースでもなく、趣味の範疇で自転車を楽しんでいるなら、周りの安全を考え、補給は安全な場所に停まってからしたほうがよいのではないでしょうか。思いのほか味も良かったので、しっかりと味わってみてもよいかもしれませんよ。
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