こんにちは。ノブです。
今回、初めて一眼カメラを購入しました。選んだのはソニーのミラーレス一眼「α6700」と「SEL18135」レンズがセットになったα6700 高倍率ズームレンズキットです。
ここでは、一眼カメラを選ぶきっかけやα6700の特長とその実際の使用感について、カメラ初心者のサイクリスト目線でレビューしていきます。
初めての一眼カメラの購入動機
これまでカメラは、iPhone 15 Pro Maxを使っていました。サイクリング中に風景などを撮る分には満足していたのですが、きっかけとなったのは馬産地巡りの旅をするようになってからです。
特に、放牧地の見学で遠くにいる馬を撮るためには、より強力なズームが必要不可欠。iPhone 15 Pro Maxの5倍ズームではまったく足りません。そのために光学ズームを使ってしまうと画質が荒れてしまい、満足のいく写真が撮れないと感じるようになりました。
以前から一眼カメラに興味があったので、この機会に購入を決意しました。
どんなカメラを買うか?
一眼レフ or ミラーレス一眼
さて、一眼カメラといっても、一眼レフとミラーレス一眼という違いがあります。
一眼レフとミラーレス一眼の大きな違いは内部のレフ構造の有無で、一眼レフはファインダーから覗いた映像が実態そのままなのに対し、ミラーレスは機械的に変換してファインダーに映し出します。
このような違いから、一眼レフはラグがなくファインダーからの見え方も綺麗、バッテリー消費も少ないといったメリットがありますが、ミラーレス一眼のほうが内部構造を簡素化できるため、小型なモデルが多いようです。
自転車で旅をすることが多い自分にとって、カメラの携帯性と軽さは重要なポイントでした。
フルサイズ or APS-C
さらに、一眼カメラは、搭載されるイメージセンサーサイズでも違いが出ます。主にAPS-Cとフルサイズがあり、フルサイズのほうがイメージセンサーが大きいため、取り込める光が多く、暗所などで抜群の表現力を発揮してくれます。
ですが、フルサイズとAPS-Cの違いは、それだけではありません。同じ焦点距離でも画角が異なるのです。
フルサイズの場合、焦点距離はそのまま基準である35mm換算で反映されます。しかし、APS-Cはフルサイズよりもセンサーサイズが小さいため、焦点距離×1.6(ニコンは×1.5)が35mm換算の焦点距離となります。
つまり、同じ100mmのレンズを取り付けたとしても、APS-Cでは1.6倍となり、フルサイズの160mmと同じ画角となるわけです。
SONY α6700 高倍率ズームレンズキットについて
カメラの携帯性と軽さ、そしてセンサーサイズによる焦点距離の違い、そこから選び出したのが、SONYのミラーレス一眼カメラ「α6700」でした。
さらに今回購入した「SONY α6700 高倍率ズームレンズキット」は、α6700に高倍率ズームレンズをセットにした商品です。以下に、その特徴やスペックについてまとめます。
α6700本体について
α6700は、APS-Cセンサーを搭載したSONY のミラーレスカメラで、以下のような特徴に注目しました。
- 有効画素数:
- 約2,610万画素の最新のExmor R CMOSセンサーを搭載し、高感度で高画質な写真が撮影可能。
- 画像処理エンジン:
- BIONZ XRを採用し、前作のα6600より約8倍の高速な処理能力と豊かな階調表現が可能。
- AIベースのオートフォーカス:
- フルサイズ機α7RⅤで培った被写体認識能力を持ち、人物、動物、鳥、車両などに精度の高いピント合わせが可能。
- 手ブレ補正:
- ボディ内5軸手ブレ補正機能を搭載し、手持ち撮影でも安定した画質を確保。
- コンパクトなボディ:
- 本体重量(バッテリーとメモリーカード含む)は約493 g。高さ約69.0mm、幅約122.0mm、奥行き約75.1mmの小型軽量設計。
- 防塵・防滴に配慮した設計:
- ボディ全体にわたりシーリングを効果的に施し、水滴やほこりが浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計。
- USB PD対応:
- USB PD(Power Delivery)に対応し、高速充電が可能。
高倍率ズームレンズ(SEL18135)について
「高倍率ズームレンズキット」には、APS-Cに対応した18-135mm(F3.5-5.6)のEマウントレンズ(SEL18135)が同梱されています。このレンズは、風景、ポートレート、動物撮影、旅行写真まで、幅広いシーンで活躍する汎用性の高いレンズです。
- 焦点距離:
- 18-135mm(35mm換算で約27-202.5mm相当)と広角から望遠まで対応し、あらゆるシーンでの撮影が可能。
- 光学手ブレ補正:
- 光学手ブレ補正機能を内蔵しており、手持ちでの撮影でもブレを軽減。
- 高速AF:
- リニアモーターが採用され、静音性に優れた高速かつ高精度なAF駆動。
- コンパクト設計:
- 67.2x88mm、325gと旅行やアウトドアでの持ち運びにも便利な軽量設計。
実際に使ってみた感想
望遠撮影の魅力
テスト撮影に羽田空港へポタリングに出かけてみました。
ズームの滑らかさも心地よく、素早く被写体に焦点を合わせられるのがとても便利でした。これまでiPhoneでは光学ズームになって荒れてしまいがちな遠くにいる被写体の姿を、高画質で捉えることができました。
個人的にはもう少し望遠が欲しいところですが、広角から望遠まで幅広く使える使い勝手の良さは重宝しています。
高いAF性能
α6700はリアルタイムトラッキングやリアルタイム認識AFを搭載しており、動きの速い被写体でもスムーズに追従してくれます。これは動物の撮影や動きのあるスポーツシーンで非常に役立ちました。
シャッターを押すだけで、複雑な操作は必要とせずピントを的確に合わせることができるのは、初心者としても使いやすい点でした。
持ちやすさ・操作性
カメラのグリップは手にフィットしやすく、ボタンの配置も直感的で初心者の自分でも操作しやすいです。
また、カスタマイズできるダイヤルやボタンが多く、自分好みの設定に素早くアクセスすることも可能でした。また、バリアングル液晶モニターは、低い位置や高い位置からの撮影にも対応できて、撮影の自由度が広がります。
自転車旅でも持ち運びやすい
α6700本体とレンズ込みで約820g。これくらいならサイクリング中に背負って走っても、気にならない重さでした。
それにコンパクトなので、リュックなどに収納しても嵩張りません。
スマホカメラとの使い分け
iPhone 15 Pro Maxは、焦点距離が13mm〜120mm相当で、広角での風景や近距離の撮影には非常に便利です。α6700との併用により、旅先での撮影シーンに応じて、広角と望遠をうまく使い分けることができそうです。
急ぎ撮りたいときや近距離はiPhoneで、遠くの被写体や動物はα6700でといった具合に、シーンごとにカメラを変えることで、より幅広い表現ができるようになりました。
4. まとめ
カメラとレンズがセットになっているため、すぐに撮影を楽しむことができます。さらに広角から望遠まで幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズなので、あらゆるシーンで対応できる汎用性があります。
カメラとレンズの組み合わせを選ぶことは、初心者の自分にとって難易度が高く、こうしたセット品は非常にありがたかったです。
それにSONY α6700は、一眼カメラ初心者の自分でも使いやすく、旅好きサイクリストにもぴったりの軽量かつ高性能なカメラだと感じることができました。
これからもロードバイクでの旅先で、α6700とiPhone を上手く使い分けながら、様々な風景や動物の姿を撮影していきたいと思います。
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