こんにちは。ノブです。
日本一周や自転車ツーリングをする際、食事や休憩にとてもお世話になったのが『道の駅』。
以来、道の駅を見つけたら何があるのか気になって、とりあえず立ち寄ろうと思うようになりました。
今回は、サイクリングや自転車旅で道の駅をもっと活用してもらいたいと思い、日本一周自転車旅で感じた道の駅の魅力をお伝えしたいと思います。
道の駅ってどんなところ?
地域情報が集まる一大拠点!
道の駅とは、24時間利用可能な駐車スペース、トイレ、電話、さらに情報提供施設を備えた施設を用いてその地域特有の文化、特産物などを活用したサービスを提供し、道路利用者と地域の人々の情報交流を促し地域の活性化を図る官民提携のプロジェクトで、1991年から開設され、2020年(令和2年)7月1日付時点の全国登録数は、1,180箇所にも上っています。
(Wikipedia調べ)
道の駅の公式サイトではショート漫画で分かりやすく解説しています。
自転車旅・サイクリングの休憩にオススメな10の理由
ドライバーの休憩所として認知され広まっていった道の駅ですが、自転車だってもちろん車両。道の駅を使わない理由はありません。サイクリストにとっても便利なこと楽しいことがたくさんあります。
①サイクルラックが常設されていることが多く立ち寄りやすい
まずはサイクルラックの設置。最近の道の駅は、サイクリングの拠点や休憩スポットとしての活用を期待されていることもあり、サイクルラックが増えてきています。
スタンドのない自転車でサイクリングしていると、ラックの有無が立ち寄るか否かの判断材料になるので、気軽に立ち寄れるよう配慮されているのはサイクリストにはありがたいところですよね。
②サイクルステーションで自転車を整備
道の駅ではサイクリストの来訪を想定してサイクルラックが多いことは先に述べましたが、特にサイクリングに力を入れている道の駅では、サイクルステーションとして登録されていることがあります。
そうした道の駅では以下のサービスを受けることができる場合もあります。旅先でのトラブルは付き物ですので、近くに自転車店がない場合などに重宝します。
・フロアポンプの無料貸し出し
・工具の無料貸し出し
・チューブなど備品購入
道の駅を含むサイクルステーションの一覧を掲示している自治体もありますので、参考にしてみてください。
千葉県のサイクルステーション

北陸のサイクルステーション
和歌山県のサイクルステーション
島根県のサイクルステーション
山口県のサイクルステーション

③地元食材を使ったご当地グルメが豊富!
遠くに出かけたら、できるだけその土地ならではの料理を食べたいもの。ですが、どこのお店に入ればよいか分からない、また自転車が停められるのか不安といった場合は、道の駅のレストランを活用してみてはいかがでしょうか。

地元の食材の集まる道の駅なら、ご当地グルメが必ず一つや二つあるものです。食事処に力を入れている道の駅の料理のクオリティが高く、これまで食べたご当地グルメはどれも美味しかったです。
それに、がっつり食事だけでなく軽食も豊富。道の駅では大抵のところでソフトクリームやジェラートが売っています。それらは地元の食材を練り込んだりと手が加えられていて、さっと食べられるご当地グルメとしてオススメです。

日本一周中にたくさんのご当地ソフトクリームを食べましたが、その大半が道の駅。気になる方はこちらのまとめ記事もチェックしてみてください。
④その地域の歴史文化に触れられる・体験できる
道の駅の一角には無料で見学できる郷土文化の展示コーナーが設けられていることがあります。
資料館など出向くのはちょっと、と思う方でも休憩がてら気軽に立ち寄れるので、その地域の文化や歴史に触れてみるのも旅の楽しみ方の一つだと思います。

さらに、博物館や美術館といった大きな施設が道の駅内にあることも。大規模な展示は見応えがあり、道の駅だけで満足度の高い観光ができてオススメです。

気になる方は、道の駅公式サイトの検索ページで「美術館・博物館」にチェックを入れることで検索できますので、行きたい地域にあるか調べてみてください。
⑤観光名所に直結の道の駅も!
道の駅の中には、観光名所に建てられたものがいくつかあります。
例えば、道の駅くしもと橋杭岩は、天然記念物の橋杭岩の観光振興のために建てられた施設。そのため、施設のすぐ側に橋杭岩の絶景が広がっています。

名所を眺めながら道の駅でご当地グルメをいただく、なんて贅沢な楽しみ方もできてしまいますよ。
⑥道路情報のチェックに!
今の時代、ネットをサクッと調べられてしまいますが、道の駅では今も道路情報も提供しています。
この先の道が工事で通行止めといった情報を、立ち寄りがてらチェックしておけば、旅の方針を事前に決められ、旅を楽に進めることができます。

⑦24時間利用できる水洗トイレ
地方に出かけるとトイレに行きたくてもコンビニも見当たらないなんてことが当たり前に起こります。道の駅はドライバーの休憩場所を兼ねているので、深夜の来訪に備えトイレは24時間開放されています。
さらに多くの来訪者に備えているので、コンビニのトイレよりも広く便器の数も多い。道の駅を見かけた際は、まだ大丈夫と思わずに、次の休憩場所がしばらくないかもと思うようにして、とりあえず立ち寄ってみるほうが旅が楽になります。
⑧暑さや寒さ、雨天の一時退避場所として活用
自転車旅に出かけると、天気の変化による影響をもろに受け、炎天下の中を延々と走ったり、逆に寒風吹き荒れる中を走ることもしばしば。
地方のコンビニもないような所でも、道の駅なら20~30㎞の区間毎にあったりするので、軒下では雨風も凌げますし、空調の効いた室内で休息が取ることができます。
さらに「道の駅ことおか」のような24時間休憩所を開放している道の駅もあるので、夜通し走って疲れて一時的に仮眠を取りたい場合や、日本一周をする旅チャリダーにとっては有り難い限りです。
⑨温泉や足湯で一休み
旅の楽しみの一つとして外せない温泉。温泉が湧く地域には、道の駅にも無料で浸かれる足湯が設置されていたりします。これがなかなか気持ちよく、肌寒い日は抜け出せないほどです(笑)
さらにスーパー銭湯クラスの大型入浴施設を運営している道の駅もあるので、道の駅をゴールや中継地点にしたサイクリングにオススメです。

気になる方は、道の駅公式サイトの検索ページで「温泉施設」にチェックを入れることで検索できますので、行きたい地域にあるか調べてみてください。
⑩キャンプ場のある道の駅が便利!
これは北海道の道の駅に多いのですが、キャンプ場が敷地内にある道の駅があります。
しかもキャンプ場も格安。敷地も広く、食材調達も容易。道の駅では購入したご当地食材でキャンプ飯なんて楽しみ方もできます。
道の駅によっては温泉施設も敷地内にあったりもするので、キャンプツーリングを楽しみながら旅先の疲れを癒すのに持って来いです。

気になる方は、道の駅公式サイトの検索ページで「キャンプ場等」にチェックを入れることで検索できますので、行きたい地域にあるか調べてみてください。
道の駅で野宿って大丈夫?
自転車でツーリングをする方の中には、テントを積んで旅をする方も多くいると思います。
その際、キャンプ場だけでなく野営することを視野に入れている場合、充実した設備のある道の駅でテントが設営できるかどうか気になるところです。
僕自身も日本一周中に何度か道の駅で野宿をしたことがあり、その経験からすると、良いか悪いかの判断は物凄くグレー。
そのため、野宿をする際は事前に道の駅のスタッフに確認を取るのがベスト。道の駅によって営業時間が異なりますので、事前に営業時間を確認しておいて時間内にたどり着き直接訪ねるなど対策を取りましょう。
なお、宿泊施設の少ない地域では許可をくれることが比較的多い印象ですが、野宿はあくまで自己責任。トラブルがあっても道の駅に非はありません。

また、大きな街に近いところや観光名所併設の道の駅は、最初から野宿禁止と張り紙を掲示してあることも多く、マナーの悪化から禁止に踏み切った道の駅もあります。

道の駅で野宿する場合はマナーを守り、テントの設営は道の駅の営業時間終了後、人が少なくなってからにすること。そして、朝は早めに起きてテントを畳む準備をし、営業時間前には必ず撤収するようにしましょう。
まとめ
昨今の道の駅はそれぞれ地域の特色を出していて、大手スーパー顔負けの規模で地元食材の直売所が設けられていることがあります。新鮮な野菜や海産物、アイスやクッキーなどの加工品などバリエーションも豊か。道の駅を訪れれば、食事やお土産などに困ることはありません。
より詳しく知りたい方は道の駅の公式サイトをチェックしてみてください。様々な特集が組まれていて、道の駅をより深く知ることができます。
このように道の駅にはサイクリストにとっても充実した設備やサービスがいっぱいです。旅先で見かけた際は、ぜひ足を留めて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後に。新型コロナウイルス感染拡大防止のために、道の駅でも対策が取られています。各施設が出す注意事項をよく守り、密にならないよう配慮して道の駅を満喫しましょう。
コメント