こんにちは。ノブです。
2019年に行った日本一周自転車旅では、SNSとブログの2つのメディアを利用して情報発信してきました。時々ブログを読み返すことがあるのですが、旅の記事を書き残しておいて良かったなと今さらながら思っています。
今回は、旅の記録をブログに残すメリットや毎日記事を書くコツについて自分なりに考えてみたいと思います。
日本一周の旅でブログを書くメリット
SNSでは残しきれない旅の記録
インターネットで情報を発信する手段の最たるものが、ソーシャルネットワークサービス、すなわちSNSです。誰でもで手軽に始められる上、利用料もかからず無料。同じSNSで繋がっている不特定多数に対して情報を発信することができるため、その利用は加速度的に普及していっています。
そのSNSの情報発信能力は、速報として広めるのに長けているものの、情報の消費スピードも速く、すぐに劣化してしまいがち。SNSという閉じた世界の中の出来事のため、過去の情報は過去のまま、触れられる機会はほとんどありません。
対してブログは、SNSよりも大きなインターネットの世界に門戸を開いています。インターネットの情報収集の手段は今も検索が主流。過去の記事もそれが重要な情報であれば、ネットの海でも目につきやすい浅瀬にあることが多いのです。そのため、SNSに比べて情報の劣化スピードが穏やかなため、投稿した記事を長く読まれる機会に恵まれるというアドバンテージを持っています。
旅の記事はニュースなど速報に比べて情報の劣化速度は穏やかである傾向が強いこともあり、ブログに残すことで、より長くコンテンツを消費してもらうことができるのです。
旅のノウハウの備忘録
ブログには旅の日記だけでなく、その時に起こったトラブルへの対処法、旅先でのお得な過ごし方など、どんなことを書いても自由です。
特にそうした旅のノウハウは自分自身だけでなく、ブログを訪れた読者にとっても役立つ情報であることが多いので、積極的に残すようにしましょう。
旅≠消費!自身の旅に価値を付与する
旅のノウハウなどはブログ読者を惹きつける魅力的な情報です。沢山の人が訪れてくれるのなら、その記事に価値があるということ。アフィリエイトなどを活用すれば収益化も見込めます。
例えば日本一周のような長旅の場合、無職になることが多いですが、その旅の道中で小額でも収入を得られることは旅を続けるためにも有効です。
逆にデメリットは?
旅の記録を毎日ブログに残すのはけっこう大変。自分はなるべくその日のうちにブログを執筆するようにしていましたが、その理由は旅の日数が多いほど積み残すとあとが大変だから。執筆に追われるようになると旅も楽しめなくなると思います。
それと、夜にお酒が飲めないこと。せっかくの旅なので、地元の居酒屋に入って、ご当地グルメをアテに地酒を楽しみたい方もいるはずです。昼間に旅をして、その内容を書く時間を確保するのが夜になってしまいます。自転車旅だと疲労が溜まりやすく、執筆は眠気との戦いでした(笑)
旅ブログを始めるには?
ブログを始めるのに必要なものは、インターネットに繋がったパソコン1台があれば事足ります。画像の加工といった作業はあるものの、そこまでスペックは要求されません。さらに今ではスマートフォンだけでもブログを書くことができます。
ブログサービスも無料なものから有料なものまで選べ、日記感覚の気軽なものから、IT系の技術を用いてカスタマイズするものまで、それぞれのユーザーに合ったサービスを選択できる自由度も見逃せません。
無料で始めるなら
お手軽に始めるなら、はてなブログなどの無料ブログサービスが便利です。
より個性を出したいなら、レンタルサーバー
より個性を出したいなら、レンタルサーバーを借りてWordPressなどのCMS(コンテンツマネージメントシステム)をインストールするのがベスト。画面のレイアウトなどを自由にカスタマイズできる半面、サーバーの設定やプログラミングの簡単な知識や技術が必要になりますので、その点だけご注意を。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは各社特色を出して提供しています。価格も月額数百円から数万円とプランによってピンキリです。有料でブログを構築するのにネックとなる価格面で、次のレンタルサーバーはかなりお安くはじめられるわりに高機能でオススメです。
・ロリポップ
Wordpressの利用できるプランが月額250円~選択できます。ディスク容量も50GB~と写真を多く扱うブログを構築しても大丈夫。ネックはディスクがHDDタイプのため若干遅いことですね。
・JetBoy
Wordpressの利用できるプランが月額290円~選択できます。こちらの特徴は速さ。高速なSSDを搭載し、Webサーバーも軽くて速いと評判のLiteSpeedを利用しています。ディスク容量が5GB~となるのがネックですが、サクサク動くサイトを作りたい場合はこちらも候補です。
CMS
コンテンツマネージメントシステムの定番は無料で利用できるWordpress。そのほかに有料ですが高機能なMovable Typeが一般的でしょうか。初めて利用するならレンタルサーバーが提供してものをそのまま利用してしまった方が楽です。
日本一周中にどこでブログを書けばいい?
インターネットカフェ・漫画喫茶
一日分のブログを書くなら、その日の旅を終えた終着地点で書くようにしたいところです。なるべくなら電源が確保できているとベスト。
インターネットカフェや漫画喫茶なら電源も確保できますし、洗濯、食事、睡眠と必要なことが一ヵ所で済ませることができ、とても便利でよく使っていました。
コンビニ・ファストフード店のイートインコーナー
電源が確保できるという店では、コンビニやファストフード店のイートインコーナーも使えます。ただ、あまりに長時間滞在するのは店の迷惑になるので、滞在時間は短めに抑えるようにしていました。
お天道様の下ならどこでも
キャンプ場・道の駅など、落ち着ける席があれば、正直な話、どこでもブログを執筆することができます。
ただ、ノートパソコンや携帯の充電が十分にされていると言う条件付きなので、モバイルバッテリーは必須。経験上、ノートパソコンは2日間充電しなくても、2回分の執筆時間を確保することができましたが、それ以上はいつ電源が切れるか分からない状況でした。ですので、なるべく先に挙げたネカフェなどを活用するようにした方がよいと思います。
旅ブログの効率の良い書き方
旅の最中はSNSで記録を残す
旅をしている最中は、起こったことやその時に思ったこと、感じたことなどをすぐその場で残しておくことをおすすめします。そのために便利なのがSNSです。Twitterなどで写真と一緒に感想などを書き込んでおくと、時間が経つにつれて薄れてしまうその場で感じた喜怒哀楽を、ブログを書くときに思い出しやすくすることができ、執筆のスピードを上げることができます。
SNSの内容をもとに文章を掘り下げる
旅ブログを書く際、SNSに投稿した文書をそのままコピーしても良いですが、せっかく文字数などの制約から解き放たれたのですから、文書をより掘り下げて、その時に見たこと感じたことをありのまま書いていきましょう。
面白おかしく書くのも良し、上手く撮れた写真や動画の内容をより詳細に描写するも良し。その辺りは文才によるところが大きいですが、どう書いてもそれはあなたの個性です。人の評価は気にせずガンガン書きましょう。
書き終えたら、一休みして推敲
旅一日分の記事は、慣れてくれば2~3時間あれば書くことができます。ただ、書き終えてすぐに投稿するのは、いったん止めましょう。一度休憩を入れたり一晩眠って気分がリフレッシュしてから、書き終えた文章を読み返してみることをおすすめします。すると、文の変なつながりや誤字が見つかったり、書き加えたい事柄が思い浮かんだりします。執筆から記事公開までに少し間を空けると、記事の完成度を上がりますよ。
まとめ-日本一周ブログを書くと言うことは-
2019年の日本一周自転車旅では、旅を自身の経験だけに終わらせず情報発信することで、自分の行っていることを沢山の人に知ってもらえるようになりました。読者の知識の糧にしてもらえたり、そこから繋がりができたりと効果は様々です。
特に日本一周のような長旅では、人と触れ合う機会が数日ないなんてこともあり得るので、ネット上から他者の視線を受けることで、次の旅へのモチベーションにすることができていました。
書き続けるのは大変ですが、旅人として日記を残せるのは、旅をしているときだけ。日本一周に限らず、ちょっとした旅行でも記録を付けるようにしていると、後々見返すとその時の思い出がよみがえって楽しくなります。
もし旅の計画があるのでしたら、ブログを書いて旅の記録を残す楽しさを実感してみてはいかがでしょうか。
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