こんにちは。ノブです。
日本一周自転車旅41日目は明け方に咽の痛みで起きました。うがいをしても残る違和感。ちょっと鼻水も出るし。完全に風邪です。
なんか風邪気味の人が近くにいるな。移らなければいいなと思って就寝しましたが案の定です。一昨日と昨日は雨宿りしながら走ったとは言え、雨天ライドも影響したのでしょう。
元々、気管支がそんなに強くないのにもかかわらず、ここ数年、殆ど風邪らしき風邪を引いていなかったために対策を怠っていました。
そんな体調の良くない中での今日のライド。今日は宇佐のマチュピチュを見に行こうと考えていましたが、どうしたものか?
本日のルート
Relive ‘日本一周自転車旅41日目’
Garmin Forethlete230J 走行データ
旅レポ・フォトギャラリー
自遊空間 中津池永店を出発
午前7時半。パック料金の時間も迫っていたので会計を済ませて外へ出てきました。
今日から数日は九州地方は晴れの予報。こんな絶好の機会を逃すのはもったいないなぁ。なんとか楽に走れないものか。
昨日の夜に立てたルートは宇佐のマチュピチュを見た後は湯布院へ向かって別府温泉というライド。距離は85kmと短いものの獲得標高が1900m近くあり、今の体調では完走できるか微妙なところです。
で、新しい計画。湯布院は諦めて獲得標高を減らすプランです。後半ちょっとキツそうだなと思いつつ、600m減ったら楽だろうと思い、こちらを実行することにしました。
宇佐のマチュピチュに向けて出発
宇佐のマチュピチュへ向かうには、まずは国道10号線を走っていきます。
宇佐のマチュピチュまで22kmの看板発見。でも、「なんだか少し」と言っている辺り、自信なさげなのが面白い。
道の駅『いんない』
宇佐のマチュピチュまであと半分というところにある道の駅『いんない』で小休止。
ここには生きたオオサンショウウオがいるとのことで、見に来ました。
岩陰に隠れてじっとしているためよく分かりませんが、たぶんこれ。
実際はこんな大きなのが潜んでいるようです。動いている姿を見たかった。
本来なら真っ先にご当地グルメで補給したかったのですが、テレビの生放送と鉢合わせしてしまいました。
テレビ生放送班が館内取材に入ったところで売店へ。柚子ソフトクリームをいただきました。はっきりと柚子の爽やかな風味がします。これからの季節に食べたくなる味です。
昨日は唐揚げで有名な中津に滞在したのに、雨天やらパンクやらで食べられなかった唐揚げも。揚げたてジューシーでした。
宇佐のマチュピチュ展望台へ
道の駅『いんない』でのんびりとした補給を終えて出発。この院内は石橋の町らしく、至る所で現役の石橋を見ることができます。
展望台まで残り3kmほどになって、ようやく本格的な登りになりました。
といっても斜度はキツくない。息を切らすこともないので咽への負担もなくてよかった。
展望台に上ってみると、比較のためか実際のマチュピチュの写真がありました。これと見比べてみます。
お! 山の形はよく似ていますね。集落が遺跡っぽく見えなくもない。
自転車乗りにとっては、その横をぐるっと回るように続く道があるのが、いい。本物にはない良さだと思います。
別府へ向けてGo!
宇佐のマチュピチュ展望台から戻ってきて、国道500号線の分岐点へ。
最初の小さな登りを終えて安心院町内を走っていると、追い越していった軽自動車が止まったと思ったら若いお兄さんが出てきて呼び止められました。「頑張って」と差し入れ。体調が良くなかったことに加え、暑さでへばりかけていたので、応援してもらって気力も回復させてもらいました。
安心院町内を走っていると所々で小麦畑を見かけました。やはりこの辺りは小麦の産地なのでしょうね。
アフリカンサファリの案内版が出てきたところから、約9kmほどの登りです。さっさと登り切って別府で湯に浸かりたい。
今日は本当に天気がいい。ただ、延々と続く上り坂で息切れを起こし、度々休憩を入れながら走ります。
50分ほどでアフリカンサファリの入り口まで到着。ここからは下りです。
下った先でもう一つ登りがあり、木々の間から別府と大分の町並みを見下ろすことができました。
陸上自衛隊の十文字原演習場の横を通過していきます。カルスト台地や森林限界といった木々が生えていない山並みが好きなので、こうした景色はご褒美です。
別府グルメを堪能!
15時20分。別府温泉街へと到着しました。各所で蒸気が噴き出して温泉街独特の匂いがしてきます。
まずはプリンから。温泉の蒸気で蒸していても甘いプリンの香り。味も甘すぎず、卵の風味が濃厚です。
地獄蒸し塩たまごは10時間塩水に漬けてから蒸すので、塩をかけなくても十分な塩味。これも美味しい。
別府は坂の町。下った先で甘味茶屋を見つけたので入ってみました。
店の外観も内装もレトロなのですが、タブレットの注文システムが導入されていました。
注文したのは、大分の郷土料理『だんご汁』。小麦を練った団子を伸ばして味噌仕立ての汁で煮込んだもの。
そして、もう一品は『やせうま』。なんでこんな名前の料理になったのか気になって調べてみると、馬の餌の小麦を使いすぎた説と平安時代の貴族が乳母の八瀬に作らせた説があって、八瀬さん説が有力とのことでした。これも小麦のだんご。小麦畑を沢山見てきたので、納得の郷土料理ですね。
別府の共同浴場『竹瓦温泉』へ
お腹もいっぱいになったので、別府の一番の名物を満喫しよう。そう、温泉です。100円で入れる共同浴場があるとのことでしたので、坂を下りきって海岸線沿いの国道10号を大分方面へ。
国道10号線から少し路地へ入ったところに竹瓦温泉の入り口を発見。
アーケードを抜けた正面にお目当ての竹瓦温泉がありました。昭和13年築のかなり古い建物です。
内装もかなりレトロ。浴場も脱衣場と分かれていなかったり、シャワーがなかったりと意外な面がありました。昔、NHKのドキュメント72時間でここの温泉見たなぁ、と浴槽の形を見て思い出しました。お湯は熱めで気持ちが良かった。
コメント
コメント一覧 (6件)
日本じゃないような景色が広がっていますね!
そんな中、家屋は日本っぽいのが不思議な感覚です。
しっかり体を休めて、万全の状態で再開してください!
一度は見てみたい場所でしたので、快晴だったこともあって良い景色が拝めました。
無理をしないプランで走りましたが、流石にこの日は途中から体がついていかなかった。ゆっくり体を休めて次のライドに備えたいと思います。
ご心配いただきありがとうございます(^^)
大分-宮崎間をどのルートで攻めるのかワクテカしながら待ってます。
大分で1箇所見てみたい景色があるので、そこをメインにルートを組み立て中です(^^)
風邪をひいているのに、93km走り切って、山も登って、グルメ(しかも揚げ物)を楽しむ余裕があったのですね。
もう、鉄人でよろしいのではないですか?
獲得標高が1900mとはロマンあふれるルートですね。
これをギブアップせざるを得なかったとは残念なことでした。
それにしても、日差しが強烈ですね。
強すぎる日差しに、逆光の写真が押しなべてやばいです。
宇佐のマチュピチュ展望台着弾おめでとうございます。
本家マチュピチュとの比較を横においても、特異で魅力的な風景です。
十文字原演習場の丘は、なんとなくWindows Xpを思い出しました。
ジャパリパーク=大分県説があったよーな。
ぐぐって念押し確認したのですが、アフリカンサファリがけもフレ聖地ではないかと考えている方がいるようです。
探偵を気取って、聖地ではないかと、あれこれ推理しながら楽しむのもよろしいのかもしれません。
竹瓦温泉、素晴らしいたたずまいです。
その魅力を蹴って、快活CLUBに転がり込んだということは、やはりお風邪を召したのかもしれません。
無意識に安全地帯に弱った体を逃がした??
だんご汁食べたい。。
昔からどんなに体が弱っても食欲だけは落ちないんです(笑)
宇佐のマチュピチュを見るまでは元気でしたが、流石に昼間はへばりました。風邪で体力ががっつり削られていましたね。
ジャパリパーク=大分県説は初耳でした。そもそも聖地と見なせる場所があるとは知らなかったです。
走りながら古びた町並みや綺麗な景色を見ると、ここアニメで取り上げてくれないかなぁ、と思うことがあります。空想するのも結構楽しいです。
竹瓦温泉は風情もお風呂も良かったですよ。その後は快活CLUBでバタンキューでした。
ひとり旅ですが沢山の方にリアルタイムで応援されていますので、無理はしないプランで進んでいきます。
ほうとう食べたい。。