こんにちは。ノブです。
14日目の昨日は、大阪をフォロワーさんとライドし明石市の近くまでやってきました。
そして今日は淡路島へ上陸します。淡路島を1周することをアワイチと呼びますが、約150kmの長い道のりです。果たして、今の自分に達成可能なのでしょうか?
なぜ日本一周に離島である淡路島を走ろうと思ったかといえば、淡路島がサイクリングのメッカであることもそうなのですが、自転車漫画『びわっこ自転車旅行記(大塚志郎著)』の存在です。実体験に基づいた旅の様子が面白く、その舞台に今回の淡路島がありました。せっかくなので、同じ舞台を走って巡礼してみたいと思います。
本日のルート
Relive ‘日本一周自転車旅15日目’
Garmin Forethlete230J 走行データ
※明石~岩屋の高速船でGPSを切っていなかったので、距離がその分加算されているようです。Stravaも同様。
旅レポ・フォトギャラリー
自遊空間神戸名谷インター店の朝
自由空間では無料モーニングサービスを実施していないので、準備を整えたら早々に会計を済ませてしまいます。そして朝食。昨日、岸和田を一緒に走ってくださったフォロワーさんからの差し入れで補給しました。
午前6時。いつもよりも1時間以上早い出発です。朝食の時間が短縮されたことが大きい。
30分ほどで明石海峡大橋の近くまでやってきました。ここはアジュール 舞子という市立公園です。
明石海峡大橋デカいなぁ。そしてその先の淡路島が靄ってる。海霧というやつでしょうか。海上に雲のようなものがふわっと浮かんでいるのが分かります。
淡路ジェノバラインから淡路島へ
自転車は明石海峡大橋を渡れないので、高速船で移動です。淡路ジェノバライン 明石営業所へ向かいました。この移動手段も『びわっこ自転車旅行記』で知りました。
高速船『まりんあわじ』です。午前7時丁度の便に滑り込みで乗り込みました。大人1人500円と自転車220円で乗ることができます。
高速船の1階船尾が二輪車の駐輪場になっています。今回自転車が重すぎるため柱に固定することになりました。
1階船内は3列席がならんでいます。平日で朝が早いおかげか混んでいませんでした。自由に座れます。
海霧の中から明石海峡大橋が現れました。しばらくすれば天候は回復する予報だったので淡路島へやってきましたが、雨は降っていないものの本当に天気が回復するのか心配です。
アワイチスタート!
時刻は午前7時半。アワイチスタートです!『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』を参考に時計回りで出発したいと思います。
走り出してすぐに見えるのが絵島。『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』でも描かれた巡礼地の一つです。
絵島の先にあるセブンイレブンで、これからの長丁場に備えて、もう少し補給しておきます。
まずは国道28号線を南下です。椰子の木の生えた感じが南国っぽい。でも天候が優れないので少しひんやりします。
1時間ほど進み、『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』で登場した大仏像へ。靄っててその存在に気づけたのが奇跡みたいなくらいです。
海岸線沿いも霧でその先がほとんど見えません。前照灯と尾灯を点灯させて走っていきます。
午前9時15分。洲本市へ入りました。洲本市には温泉街があります。温泉街への入り口で国道28号から逸れて海岸線を進むことにしました。
洲本温泉へ。もっと手前に『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』で登場した看板があるのですが、撮り忘れました。たぶん、霧の影響で他にも取り忘れたスポットがあったと思います。僕の場合、登場したスポットを正確にトレースすることに拘っていないので、そのまま先へ進みます。
洲本温泉街まで小さなアップダウンはありましたが、とくに問題なく進めています。
南あわじ市まで36kmの標識の下に『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』で登場した『モンキーセンター』の名前が現れました。そろそろ登りが始まるようです。
ナゾのパラダイス 立川水仙郷ヒルクライム
午前10時過ぎ。ようやく雲も晴れ暖かくなってきた頃に、最初の登りに差しかかりました。『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』でも度々取り上げられてた『ナゾのパラダイス』。何なんでしょうね、これ。
登ってみるとなかなかに斜度があります。体感的に10%前後あるところが多く、インナーローでゆっくりとですが登っていきます。そして、再びの『ナゾのパラダイス』。この先、何度もこの手作り看板に遭遇しました。
登りを終えてダウンヒル。UFO神社なる不思議な看板が。淡路島、不思議な場所です。
『ナゾのパラダイス』の入り口っぽいところまでやってきました。
午前10時40分。最初の登りを終えました。何もないところですが、落書きがあるところが頂上だろうと『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』に書いてありました。
晴天の海岸線沿いをライド
淡路島カレー。そういえば、『びわっこ自転車旅行記(淡路島・佐渡島編)』でもこの先にあるモンキーセンター近くのお店でカレーが登場していました。淡路島カレーだったのでしょうね。
モンキーセンターに到着。しかし今日は休業日。そしてその隣にある飲食店も休業日。淡路島カレー……。食べたかった。
モンキーセンターを後にして、進んでいると再びの登りが。平均勾配8%。この登りがかなりキツかった。斜度10%くらいになると荷物の重さがダイレクトに感じるようになるので、足をがっつりと削られました。
アワイチのルートは登りや下りなどで案内板が立っているので事前に把握できていいですね。登りの勾配とか見てげんなりしますけど(笑)
ランチは淡路島カレー
12時になる頃に阿万塩屋町あたりに差しかかりました。『AMA TERRACE』という宿泊施設の隣にカフェがあって、淡路島カレーがあるようなので今日はここでお昼とします。
TIMEのロードバイクが展示されていました。ここのマスターのものでしょうか。
そして、注文した淡路島カレー。淡路島名産の玉葱の濃縮された旨味とスパイスの効いた中辛カレーです。そして、チキンカツが乗っています。ボリューム満点でカレーもコクがあってかなり美味しいです。これは病みつきになりそうな感じがします。
またまた登り! ロード3年目にして初のパンク!
食事の後は福良方面へ向けて走って行きます。すると再びの登りが。モンキーセンターの先の坂よりもキツくはありませんが、それでもしんどい。
登ったところで、アワイチの半分を過ぎたことを知らせる標識がありました。時刻は13時。残り半分を日が暮れる前までに走りたい。
福良を過ぎたところで再び登りです。序盤が10%越えの坂。そろそろ足が売り切れそう。
どうにか登り切り、鳴門大橋近くまで行ける分岐路までやってきました。最初は鳴門大橋の方まで行ってみようと思ったのですが、まさかの下り。下って鳴門大橋を見てまた登ることにげんなりしてしまい、先へ進むことにしました。
うずしお科学館を通過したところで、突然「パン!」と炸裂音が鳴り響きました。
停車して確認してみると前輪がパンクしています。この旅初のパンク。実はロード3年目にして初のパンクです。運良くパンクをしてこなかったので、とうとうその時がやってきてしまいました。
パンクしたことがないとは言え、タイヤやチューブ交換は定期的に行ってきていたので問題ありません。ただ、パンクした原因が分からない。タイヤをじっくり見ても触れてみても異物の痕跡がない。チューブを見てみるとタイヤ側ではなく、リム側で裂けています。何らかの原因で噛んだか摩擦で擦れたか。とにかくチューブ交換して先に進みたいと思います。
残り40kmでまさかの迂回路
16時過ぎに残り40kmの標識。この先は平坦がメインなので順調に進めば18時くらいには着けそうです
と思っていたら、昨年起きた災害の復旧工事が続いている影響で通行止めになっていました。指示された迂回路は随分と島の中心部を通る感じです……。こればかりはどうしようもない。迂回路へと進みました。
迂回路は緩い登り。とりあえず指示された信号のある交差点を左折します。迂回路にはオレンジ色の立て看板が立っていたので迷うことはありません。
信号でまた左折。ここから本線復帰まで下り基調でした。楽ちん。
迂回路から復帰! 岩屋へ
最後の一踏ん張りのためにデカビタチャージ。それと大阪でいただいた補給食も背中に入れて少しずつ食べて進みます。
サンセットラインをひた走ります。補給のおかげか足も随分と回るようになりました。
ハローキティスマイルを通過。こんなレジャー施設もあったんですね。
アワイチ達成!
ゴール前に道の駅があったので立ち寄ってみましたが、時間的になにもやっておらず。明石焼きがあれば食べたかった。
10分ほどで高速船が来たので、それに乗り込み淡路島を後にしました。今回は外周をぐるっと回ったり、日没までに1周したかったので急ぎとなりましたが、牧場スイーツや穴子丼も美味しそう。徳島ラーメンだって淡路で食べられたりするので、今度はグルメライドでのんびり走りに来たいと思います。
今日の宿は快活CLUB玉津インター店
定番の快活CLUBが近くにあるようなので、そこへ向かう途中に大衆食堂を発見。
ちょっと汚れた手作り感満載のメニュー。お腹も空いたし、今日の晩ご飯はここにしよう。
生姜焼き定食を注文。予想を裏切らないシンプルさ。味付けも「大衆食堂ならこんな味がたべたかった」と思う定番の味。大盛りご飯をかっ食らいました。
コメント
距離150km
霧
ナゾとオカルトの精神攻撃
10%勾配
店CLOSED
萌キャラ
淡路島の攻撃力の高さが理解できました。
アワイチ達成、おめでとうございます。
すごくかっこいいです。
聖地の説明も有難うございました。
楽しく読ませていただきました。
聖地巡礼はあがります。
パンクが三年に一回って、よっぽど銀輪の神様に愛されているのですね。
淡路島はなかなかにハードでした。でもその分、達成感がありました。それに、びわっこのお陰で回りきること自体が巡礼でしたので、迂回路で心折れることなく走りきることができました^_^
アワイチおめでとうございます!
離島…走りたくなりますよね。
日曜日に三宅島走りに行ったばかりなので、よく分かります(笑)
パンクはリムうちっぽいですね。
チューブ交換したなら大丈夫だと思います。
ありがとうございます!
まだ行ったことはないのですが、三宅島も綺麗なところ。日本一周終えたら走りに行きたいです^_^
やはりパンクはリム打ちでしょうね。段差があったわけでもなく、軽い振動でも起こり得るのだと初めて知りました。これもいい経験です。