自転車旅におすすめ!国内絶景ツーリングスポット&観光名所!

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こんにちは。ノブです。

日本一周自転車旅では、グルメと同じくらいに『各地の絶景を堪能する』ことを楽しみにしていました。そのためなら多少距離が伸びても構わない。
そんな心積もりだったので、気付けば当初の予定よりも3,000km長い15,000kmも走ることになりました。でも、そのお陰で多くの景色をこの目に焼き付けることができたと思います。
日本一周自転車旅第三弾は、沢山訪れた景勝地や絶景スポットの中から個人的にまた訪れたい場所をピックアップしてみました。

目次

北海道の絶景・秘境サイクリングスポット

富良野・美瑛の田園風景

僕は生まれも育ちも北海道。今は東京で暮らしていますが、生粋の道産子です。なので、北海道のここは楽しかったという思い出がいくつもあります。その中で今も印象に強く残っているのが、北海道の中部に位置する富良野と美瑛でした。
富良野は農業や酪農が盛んで、ラベンダーやポピーなどの花々が田園風景を色鮮やかに彩る北海道きっての景勝地です。その中を自転車で走るのは気持ちいいだろうなと思い、日本一周の計画を立てるときに真っ先にルートに組み込みました。

そして、富良野から北に向かうと美瑛町があります。70年代や80年代に放送されたタバコや自動車メーカーのポスターやCMのロケ地が多数あり、最近だとMac OSの壁紙にもなった『青い池』が特に人気で、沢山の観光客が訪れていました。

美瑛は広大な丘陵地帯で、田畑には様々な農作物が植えられ、それがパッチワークのように広がっています。8月の美瑛は涼しくて自転車で走ると気持ちがよく、青空とのコントラストも最高でした。丘陵地帯の道はいくつも分岐していて、次は違う道を走ってみたくなります。何度訪れても飽きることがなさそうです。

サロベツ原野と宗谷岬

天塩から稚内のノシャップ岬まで続く道道106号線(オロロンライン)は、北海道北部に広がるサロベツ原野を突っ切る、まさに北の大地を感じることのできる道です。

オトンルイ風力発電所を過ぎると、その先は信号の殆どない一本道です。右手にサロベツ原野、左手には日本海。それらを眺めながら、ひたすらにペダルを回していくだけ。だけど、この何もなさを求めてやって来ているのだから、気分は最高です。ただ、補給ポイントは皆無なのでその点だけは注意ですね。

稚内市からさらに30kmほど走ると、日本最北端の地『宗谷岬』があります。この日は生憎の曇り空。向かい風だったので走るのが大変でした。ですが、その甲斐あって辿り着いたときは達成感があってテンションがあがりました。

エヌサカ線

エサヌカ線は正式名称『猿払村道浜猿払エサヌカ線』といい、北海道でも有数の直線道路です。
訪れた日は強風の吹き荒ぶ曇り空でしたが、それでも景色は抜群で、何もないはずなのにその何もなさが強烈に脳裏に焼きつきました。青空の広がるエヌサカ線を走ってみたい。そう思わせてくれる、もう一度訪れてみたい道になりました。

天に続く道と知床横断道路

斜里町から知床半島に向かう道中にある『天に続く道』は、道の先が“天”につながっているように見えることからその愛称が付けられました。
その名の通り、北海道の広大さを感じるには十分すぎる絶景です。道が真西を向いているため、春分の日と秋分の日辺りで年に2回、道の延長上に夕日が落ちていくらしく、そんな景色を一度見てみたいと思いました。

そして、その先には世界自然遺産の知床半島があります。その知床半島には貫くように走る知床横断道路があり、ここは北海道の中でも絶景中の絶景だと思います。

最高地点である知床峠は標高が738mと低いのですが、北国の厳しい気候ゆえに森林限界となっていて、途中からパッと景色が開けます。さらにこの日は快晴で羅臼岳もはっきりと見え、疲れも吹き飛ぶ気持ちの良さでした。

地球の丸く見える丘『開陽台』

根釧台地の北部に位置する開陽台は、標高271 mの小高い丘で、周囲に視界を遮るものがなく、「地球が丸く見える」景勝地です。実際に訪れるまでは少し懐疑的でしたが、直接その景色を見て納得。水平線を見る機会は数あれど、地平線を見る機会は滅多にありません。ここの景色は本当に素晴らしく、次に訪れるときはキャンプ場に泊まって朝日が昇るのを見てみたいと思います。
また、開陽台周辺は格子状防風林となっているのが特徴で、碁盤の目のよう防風林に沿って真っ直ぐな道がいくつも交差しています。酪農が盛んで牧歌的な風景が延々と続いていますので、とても気持ちの良いサイクリングができました。

東北の絶景・秘境サイクリングスポット

岩手県 八幡平アスピーテラインと焼走り熔岩流

岩手県にある茶臼岳の山腹を走る八幡平アスピーテライン。訪れた9月上旬は、まだ緑が映え紅葉ライドとはいきませんでしたが、頂上付近は森林限界となって綺麗な景色が拝めました。
また、冬期間の通行禁止が解除となる4月中旬は道路の両側に数mの『雪の回廊』が見られるので、時期を見計らってまた登りに行きたいです。

岩手山の麓を走る岩手山パノラマライン沿いには、噴火によって吹き出した熔岩が山肌で冷えて固まってできた焼走り熔岩流があり、国の特別天然記念物になっています。道中に案内板を見つけるまでその存在を知りませんでしたが、大自然の猛威を感じる景色が見られ、訪れて大正解でした。

宮城県・山形県 蔵王エコーライン

蔵王エコーラインを頂上までヒルクライムしたなら、御釜を拝まないのはもったいない。エメラルドグリーンの水を湛える御釜とその周辺の景色は素晴らしいの一言です。
御釜へは蔵王刈田リフトを使って数分ですぐ近くまで向かうことができます。ただ、道は整備されているものの舗装されているわけではないので、SPD-SLのような専用シューズだと歩きにくく、替えのシューズがあったほうがよいかもしれません。
そして、蔵王エコーラインも八幡平アスピーテラインと同様に春になると雪の回廊が見られます。雪の壁と青空の絶景を見るべくまた訪れてみたいと思える場所でした。

福島県 吾妻磐梯スカイライン(浄土平)

吾妻磐梯スカイラインを登った先にある浄土平は、森林限界を越えた荒涼とした山岳地帯が続き、まるでヨーロッパのような日本とは思えない絶景が広がっています。我妻山の火山活動により交通規制される時期もありましたが、今は落ち着いており、浄土平レストハウス内にあるレストランの営業も再開しているようです。
福島市内からも近く、輪行で来られる比較的に訪れやすい絶景ヒルクライムスポットです。

浄土平まで来たのなら、吾妻小富士へのトレッキングをオススメします。10分ほどで登れ、浄土平の絶景を余すことなく堪能することができますよ。

関東・中部の絶景・秘境サイクリングスポット

静岡県 西伊豆スカイライン

静岡県伊豆市にある、戸田峠から土肥峠までをつなぐ西伊豆スカイラインは、富士山や駿河湾を望むことができる絶景ポイントです。ここを通ったのは旅の3日目で、Twitterで知り合ったフォロワーさんに案内してもらい登りました。快晴だったこともあって空と海と富士山のすべてが素晴らしく、絶景を堪能した一日になりました。

長野県 木崎湖と小熊山

『ろんぐらいだぁす!』でもおなじみの木崎湖。聖地巡礼を兼ねて一度訪れてみたいと思っていましたが行く機会が作れず、日本一周のルートに組み込んでしまいました。木崎湖といえば木崎湖キャンプ場に架かる桟橋ですね。晴天にも恵まれ、とても綺麗でした。

そして、小熊山のパラグライダー場から見下ろす景色は最高でした。日本一周中に訪れる人は少なそうですが、この絶景を是非見て欲しいなと思います。

長野県・群馬県 国道最高到達地点の渋峠

標高2,172mにある渋峠は、日本国道の最高到達地点です。ここも『ろんぐらいだぁす!』でおなじみですね。国道252号線の草津ルートは、白根山の火山活動の影響で通行禁止でしたが、長野側からなら自転車でも登れます。頂上付近は森林限界となっていて、絶景を堪能することができるのですが、残念ながら曇り空でした。それでも日本国道最高到達地点の石碑を見ると達成感を味わえますね。

渋峠ホテルの看板犬のインディ君とマーカス君。彼らをもふもふするのが、登る目的の一つだったりします。インディ君に会うのもこれで3度目です。元気に長生きして欲しいな。

岐阜県・長野県 自転車で行ける最も高い場所『乗鞍畳平』

標高2,702mの乗鞍畳平は、『ろんぐらいだぁす!』にも登場した、自転車で行ける最も高いところとして有名な自転車乗りの聖地です。
畳平へ向かうには、長野側の乗鞍エコーラインと岐阜側の乗鞍スカイラインの2ルートがあり、今回は岐阜側のスカイラインに初挑戦。去年登ったエコーラインに比べると、勾配がキツいところがいくつもあり、休みながらのヒルクライムでしたが、無事に畳平まで登り切ることができました。

乗鞍スカイラインを登っている最中は曇り空でしたが、畳平到着後は少し雲が切れて、綺麗な景色が拝めました。次は登山用の装備も揃えて剣ヶ峰を登山するのも面白そうです。

岐阜県・富山県 白川郷・五箇山の合掌造り集落

日本一周のルートを決めるとき、白川郷へ向かうことはかなり早い段階で決まりました。合掌造り集落を生で見たのはこれが初めてで、古き良き山里の雰囲気は素晴らしかったです。民宿になっている古民家もあるので、宿泊してみたくなります。自転車で来られるのは雪のない時期に限られますが、雪の降り積もった白川郷も見てみたいですね。

白川郷は海外からの旅行者を含め観光客が非常に多く混雑していますが、富山県の五箇山にある合掌造り集落は、観光客の数も比較的少なく古き良き山村をより自然な形で残しています。規模は小さいものの落ち着いた雰囲気があり、個人的にはこちらの方が好みでした。

次のページ【近畿・中国・四国・九州・沖縄】

続いては、近畿・中国・四国・九州・沖縄の絶景・秘境スポットをご紹介します。日本三大カルストや阿蘇の山々、南国特有の景色の素晴らしさは忘れられません!

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